職場で「いじめ」のターゲットになったとき① 「いじめ」に取り組む基本姿勢を定める

2020年8月19日

0

ある職場で、「いじめ」のターゲットになりました。

とはいえ、自力でしのぎ、2~3年でおさまったので、嫌がらせのレベルだったかもしれません…。

私は、「転んでも、ただでは起きない」精神で、奮い立ち、職場で起こった「いじめ」を観察、分析。

そして、あることを発見しました。

「いじめは、カビと同じ」

つまり、「いじめ」は、空気中をフワフワと漂う「カビの胞子」と同じです。

目には見えなくても、つねに、いたるところに存在しており、なくなることはありません。

そして、環境に恵まれると、いっきに増殖します

「カビ」の根絶と同じように、「いじめ」の根絶は、とても難しいです。

それに、職場での「いじめ」の場合、環境を作る側、つまり、上の立場にいる人たち、同僚として働く人たちの「意識」が、カギになります。

上司や同僚の「意識改革」をするなんて、どこから手をつけたらいいか…。

限られた状況の中、私が、職場での「いじめ」に対処するためにおこなったのは、次の3つ。

①「いじめ」に取り組む基本姿勢を定める。

②「いじめ」が起こるメカニズムを見極める。

③職場の環境を変えるために、少しずつ行動する。

今回は、①「いじめ」に取り組むための基本方針を定める、について、お伝えします。

「いじめ」の状況を把握し、第三者の意見を聞く

私は、小さいころから、ちょっと風変わりなタイプ。

でも、小中高、大学、民間企業でも、「いじめ」のターゲットになることはありませんでした。

ところが、心理カウンセリング業界で働くようになってから、生まれて初めて、「いじめ」のターゲットに!

「いじめ」の概要

  • 会議の場で、私だけ、しんらつなダメ出しをされる。
  • 一緒に仕事をすると、いかに仕事ができていないかを、指摘され続ける。
  • 私の欠点を大声で言われ、周りの人が笑う。
  • 複数名で、私のほうをチラチラ見ながら、ひそひそ話をしては、クスクス笑う。
  • 私のデスク横の壁に、私への誹謗中傷を書いた紙をはられる。

1つ1つは、小さなことですが、毎日、毎回だと、さすがに、こたえます。

20人程度の職場で、「いじめ」を先導するのは、2人。

ほかの人は、「いじめ」を先導する2人を、先輩として「たてる」傾向がありました。

「私の仕事ぶりが悪いから、しかたがない」と思い、半年間は、じっと耐えました。

でも、「なんか、おかしい」と思い、勇気を出して、同期入社の2人に、相談してみたのです。

同期入社の2人とも、私が受けていた被害のすべては、知りませんでした。

しかし、「いじめ」を先導する2人の言動には、疑問を感じており、職場の雰囲気が悪い、と思っていたようです。

私の話も、腑に落ちるところがあったようで、「あの人たちなら、やりかねない」と、言ってくれました。

私は、「いじめ」のターゲットにされていることが、自分だけの思い込みや、被害者意識ではない、と気づき、安心します。

「いじめ」は、定義や基準が難しく、しかも、被害を受けた証拠が、必ず示せるとは限りません。

私の場合は、同期入社の2人が味方になってくれ、客観的な意見をもらえたこと、「いじめ」を解消するための作戦を応援してもらえたことが、心の支えとなりました。

味方を見つけることが難しい場合は、まず、「いじめ」の記録を、つけてはどうでしょう。

いつ(日時)、どこで(場所)、だれに(加害者)、何をされたか、周りで見ていた人がいたか、など、詳細に。

第三者に相談するとき、場合によっては、裁判の「証拠」になります。

それに、記録をとるために、客観的に観察していくと、「思い込み」が明らかになることもあります。

「されて嫌なこと」ばかりに注目していたけれど、そんなにしょっちゅうではなかった、と気づく、とか。

自分以外の力を借りるか、自力で頑張るか

「いじめ」の解決に向けて、「自分以外の力を借りる」「自力で頑張る」というアプローチがあります。

どちらのアプローチをとるか、定めていきます。

「自分以外の力を借りる」場合に、頼りになりそうなところ。
①職場の上司、職場の相談窓口。
②警察、労働局、弁護士、相談機関など、外部の専門機関。
③医療機関:心身の不調が「いじめ」によるものだという、診断書を書いてもらう。

私の場合は、まず、職場の上司(直属の上司)に相談しました。

すると、「それは、つらかったね」と、共感してくれました。

ですが、「やった人たちも、悪い人じゃない。良いところを見てあげて」。

「いじめ」を先導する2人と、直属の上司は、互いに信頼関係にあり、ここからの解決は望めない、と判断しました。

「いじめ」などに関する相談窓口は、勤めている職場には、ありませんでした。

また、私の被害の状況から見て、外部の専門機関に相談するほどではない。

私に、心身の大きな不調が出ている訳でもないので、医療機関を受診しても、診断書は出ないだろう、と判断しました。

そこで、私は、「自力で頑張る」というアプローチをとることに決めました。

もちろん、被害の状況がはなはだしい場合心身に不調がでている場合は、ぜひ、外部機関へ相談してください。

自力で頑張るために、基本方針を定める

「自力で頑張る」というアプローチをとるにあたって、私は、次の基本方針を定めました。

自分の心を支えるためです。
①「いじめ」のターゲットになることで、学べることがある。
②「いじめ」を先導する人たちより先に、職場を辞めない。

「いじめ」のターゲットになることで、学べることがある

心理カウンセリング業務では、「いじめ」を受けて傷つき、不登校になった子どもたちの相談を受けることがあります。

自分自身の「いじめ」体験から、「いじめ」のメカニズム、被害者の心境、対処法を知って、今後の仕事に役立てる、と決めました。

もしかしたら、勝手な意味づけかもしれません。

ですが、自分の行動「意味」をもたせ、「目的」をもつことは、心の支えとなります。

「いじめ」を先導する人たちより先に、職場を辞めない

ほとんど、意地に近いのですが、「いじめ」がなくなるまで、ねばり強く頑張ろうという、誓いでした。

「いじめ」を先導する人たちより先に、職場を辞めない、と誓ったことも、心の支えとなりました。

ただし、「逃げるが勝ち」という場合もあります。

私は、同期入社の2人が、私の味方になってくれたため、闘えたところがあります。
「味方がいない」、「心身の不調がひどい」、というときは、自分を守るために、受ける必要のない攻撃からは離れましょう

0