自分に合った心理カウンセリングを受けたいと考えているあなたへ① 心理カウンセリングの概要(種類と方法)

2020年8月19日

「心理カウンセリングを受けたいんだけど、どんな種類のものを選んだらいいんだろう」

心理カウンセリングを受けたい、と考えている人が、悩むところです。

 

私は、20年以上の長きにわたり、数々の心理カウンセリングを試し、学んできました。

そして、いろいろあったからこそ、分かったこと。

 

自分に合う方法は、意外と限られている。

心理カウンセリングや心理カウンセラーを選ぶときは、「頭」ではなく、「心=直観」で選んだほうがいい。

 

「当然でしょう!」と言われそう…。

でも、わらにもすがる思いでいると、つい、見落としてしまいます。

 

今回は、「心理カウンセリングって、どんなものがあるんだろう?」という、あなたのために。

「心理カウンセリングの概要」、つまり、「心理カウンセリングの種類と方法」について、私の体験をもとに、お伝えします。

 

※「心理カウンセリング」と「セラピー(心理療法)」、そして、「心理カウンセラー」と「セラピスト(心理療法家)」は、厳密には、区別されていますが、ここでは、「心理カウンセリング」、「心理カウンセラー」と、一律に表記しています。ご了承ください。

心理カウンセリングの「信頼性」の観点から

心理カウンセリングは、「信頼性」の観点から、大きく3つに分けられます。

 

医療機関学会でも、認められており、臨床心理士公認心理師精神保健福祉士(PSW)などの、資格保有者がおこなうもの。

②そこまで正式なものではなくても、システムとしてできあがっており認定された資格保有者がおこなうもの。

スピリチュアルなもの。独自の発想によるもの。

 

言うまでもなく、「信頼性」が高いほうが、安心です(信頼性の高さ:①→③)。

ただ、私の場合、そこまで正式なものではない、内観療法、ハコミ・セラピー(②に該当)が、心にフィットしました。

心理カウンセリングの「形態(スタイル)」の観点から

心理カウンセリングの「形態(スタイル)」の観点から、大きく5つに分けられます。

 

①個人(1対1)でおこなうもの

多くの心理カウンセリングが含まれる。対面、オンライン、電話でのカウンセリングも。

②関係者(夫婦、親子、家族など)でおこなうもの

関係者の問題を解決する際に有効

③グループでおこなうもの

ロールプレイ(役割をとって演じる、サポートする)、グループ内のシェア(体験の共有)をおこなう

④一人で自分に向き合うもの

日本でうまれた心理療法に多い(内観療法、森田療法、etc)

 

どれが合うかは、その人によって、違います。

 

私の場合、意図的に「形態(スタイル)」を選んだ訳ではないので、どれが自分に合うかは、説明しがたいです。

ただ、「私を受け入れてくれるのは、専門家や、特別な人だけ」、という思い込みの強かった私。

ハコミ・セラピー(グループでのワーク)において、「面識のないグループのメンバーから、受け入れられる」という体験を経て、多くのものを得ました。

心理カウンセリングの「手法(技法)」の観点から

心理カウンセリングの「手法(技法)」の観点で分けると、重なる部分も多いのですが、大きく5つに分けられそうです。

 

①言葉でやりとりをするもの

精神分析療法、来談者中心療法、対人関係療法、家族療法、ブリーフ・セラピー(短期解決療法)、催眠療法(ヒプノ・セラピー)、etc

②トレーニングやロールプレイをおこなうもの

認知行動療法、EMDR、ゲシュタルト療法、自律訓練法、アサーション・トレーニング、サイコドラマ、アンガー・マネジメント、etc

③イメージや表現を使うもの

芸術療法(アートセラピー)、箱庭療法、音楽療法、イメージ療法、etc

④身体の感覚を使うもの

臨床動作法、フォーカシング、ハコミ・セラピー、マインドフルネス、etc

⑤現実社会から離れて自分に向き合うもの

内観療法、森田療法、etc

 

こちらも、どれが合うかは、その人によって、違います。

 

私の場合、「イメージが展開する。身体の感覚が現れる」といったことが、私の強みです。

とはいえ、日常生活では、それほど使う機会がありません。

私の強みである「イメージ。身体の感覚」が、前面に出やすくなる枠組みをそなえた心理カウンセリング。

つまり、ハコミ・セラピーや、内観療法が、私に合いました。

 

さまざまな心理カウンセリングの「種類と方法」の中から、「これは、いい感じ」というものが、見つかりますように。