発達凸凹のあなたが生きづらい本当の理由② 期待のわな

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発達凸凹があると、思わぬところでミスをしたり、場違いなことをしてしまう…。

特に、社会人になり、会社などで働くようになると、ツライ思いをすることが増えます。

それは、なぜ?

今回は、発達凸凹のあなたが生きづらい本当の理由のひとつ、「期待のわな」についてお伝えします。

「発達凸凹」とは、発達障害の特徴をもちながら、診断がつかない、診断基準を満たさない状態のことです。

発達凸凹のあなたが生きづらいのは、相手が抱く「期待」のせい

発達凸凹のあるあなたが、日常生活を送っていてツライ思いをするのは、なぜでしょう?

前回の記事でお伝えした「常識」に加えて、あなたがはまってしまう別な「わな(トラップ)」があります。

それは、周りの人たちが、あなたに対して抱いている「期待」です。

 

親、親戚、近所の人、学校の先生、友だち、クラスメイト、職場の上司、職場の同僚、職場の取引先、配偶者、子ども、ママ友、PTAで一緒になった人、などなど…。

あなたが関わるたくさんの人たちが、あなたに「こうあってほしい」という「期待」を抱いています。

 

たとえば、学校でいい成績をとってほしい、仕事で業績を上げてほしいといった、結果が目に見える「期待」から、心やさしい人であってほしい、誠実であってほしいなど、到達点が分かりづらい「期待」まで。

あなたが、相手の「期待」に合わないことをすると、相手はガッカリしたり、怒ったり、あなたを責めたり、避けたり…。

 

発達凸凹のあるあなたは、相手が抱いている「期待」を予想するのが苦手だったり、何気なく行動したことが相手の「期待」から外れたりするので、相手の機嫌を損ねることが多くなってしまいます。

たとえば、別なことに気を取られて、あいさつをしそびれたら、「礼儀知らず!」と怒られたり…。

その都度、あなたは嫌な思いをしてしまうのです。

わざとやったのではないし、悪意はまったくないわけだから、相手が不機嫌になると、「いい加減にして!あんたたちの勝手でしょ!」って言いたくなりますけどね…。

 

人の数だけ、いろんな種類の「期待」があります。

「期待のわな」にはまらずに暮らすのは、不可能です。

「期待」が悪いのではない

発達凸凹のあるあなたが、日常生活を送っていてツライ思いをするのは、周りの人たちが、あなたに対して抱いている「期待」のせいです。

だとすると、「相手に期待なんかするんじゃねえ!」ってさけびたくなりますよね。

でも、相手に「期待」を抱くことは、「悪いこと」ではないのです。

 

メリットがあるのです。

  • 「期待」というのは、自分が快適に過ごすために相手に守ってほしい基準。
  • 「期待」を抱いている人が、「自分を大切にしている」ことの表れ。
  • 場合によっては、「期待」を抱いている人が、あなたならやってくれるはずと「信頼している」ことの表れ。

 

あなたも、周りの人に対して、「こうしてくれるといいなあ」といった「期待」を抱いていますよね。

それは、あなたが、あなたのことを大切に思っていて、自分を守ろうとしているからです。

あなたの周りにいる人たちも、同じ。

 

自分を大切にして、自分の命を守ることにつながるというメリットがあるため、この世から「期待」はなくならないのです。

 

ちなみに、周りに対してまったく「期待」を抱いていない人は、2パターン。

  • 人生に絶望している:自分を大切にしようという気持ちがない。相手を信じていない。それはそれで、かなりツライ。
  • 悟りを開いている:起こった出来事を「現象」として認識し、そのまま受けとめる。これがバッチリできている人は、現世では少ない。

相手や周りの人に「期待」を抱くのは、健康的であり、自然なことなんですね。

だから、「期待」は、なくならないんだなあ。

心を守るためにしてほしい3つの工夫

「期待」は、「常識」ほどあなたを縛りません。

でも、「期待のわな」は、あちこちにしかけられています

知らぬうちに「期待のわな」にはまってしまってしまうと、抜け出すのが大変。

本当に息苦しいです。

 

だからこそ、発達凸凹のあるあなたには、ツラくなる前に、自分の心を守ってほしい!

心を守るための3つの工夫は、こちらです。

「相手は相手、自分は自分」と考える

相手の「期待」から外れたときに、相手から不愉快な対応をされたら…。

こう考えてみましょう。

 

私は、相手が抱いている「期待」から、たまたま外れているだけ。

相手が勝手に不機嫌になっている。

これは、相手の問題。

私の問題ではない。

相手が、その人の問題を解決するために頑張ればいい。

 

相手と「こころの距離」をとると、少し気持ちが楽になります。

相手に感謝してみる

あなたをまったく信じていなければ、相手はあなたに「期待」などしません。

あなたは、相手から、信頼されている!

願い(期待)をかなえてくれる相手として、認められているのです。

 

表立って相手に感謝を伝える必要はありません。

心の中で、「私を信じてくれてありがとう」とつぶやいてみましょう。

相手への怒りや不満がやわらぐと、視野が広がり、次に自分がどうしたらいいかが見えてきます。

自分の心をケアする

相手があなたにとって大切な人だった場合。

相手の「期待」から外れてしまったときに、悲しい気持ちが浮かびます。

そんなときは、自分の気持ちのケアをしましょう。

①気分転換する:自分が好きなことをする。

②自分の気持ちに寄り添う:一人になれる静かな場所で、悲しい気持ちを味わう。「相手が大切だから、相手をガッカリさせたことが、悲しいんだね」などと、自分で自分に声をかけてみる。涙を流すのもアリ。

 

 

いかがでしたか?

今日は、発達凸凹のあなたが生きづらい本当の理由のひとつ、「期待のわな」についてお伝えしました。

メリットがあるからこそ、この世にはびこる「期待」という観点から、あなたの生きづらさを見てみましょう。

心を守るためにしてほしい3つの工夫については、できることから少しずつ、やってみてくださいね。

個性が強くても、生き生きと自分らしく暮らしている人は、3つの工夫を実践していますよ。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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