子どもに思いを伝えるときは、「Iメッセージ」を使う

2020年8月19日

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「〇〇しなさい」「○○しないと、ダメでしょ」

こんな言い方、よくしていますよね。

間違いではありませんが、子どもには、親のメッセージが届いていないことが多いです。

お子さんが、「〇〇しなさい」という言い方で動いているという場合は、できのいいお子さんに、感謝しましょう。

 

子どもに思いを伝える時は、「Iメッセージ」で伝えると、伝わりやすくなります。

親自身を主語にして、「お母さん(お父さん)は、〇〇って思うから、△△してほしいんだよ」と、伝える方法です。

 

「Iメッセージ」で伝えるときの具体的な方法、伝えることが難しいときの工夫や、対処法について、お伝えます。

「Iメッセージ」で伝えるときの具体的な方法

「Iメッセージ」で伝えるときに、一番大切なこと。

「私は(お父さんは、お母さんは)」を、主語にする、ということ。

 

次に、「Iメッセージ」の文章の作り方

「状況」を説明する。

「気持ち」を伝える。

③親からの「提案」を伝える。

たとえば、「お母さんは、○○ちゃんが、遅くまで起きている(①)と、体調を崩してしまうと心配(②)になるの。だから、早く寝てくれるとありがたい(③)」。

 

「Iメッセージ」で伝えたら、子どもが、どう反応するかによって、「次の行動」を考えておきます。

親からの「提案」に、「Yes」だったら、「ありがとう」と感謝を伝える。
親からの「提案」に、「No」だったら、もう一度、「Iメッセージ」を繰り返す、など。

 

「Iメッセージ」の文章を作るには、親が、自分の「考え」「気持ち」を自覚することが、肝心です。

親が、自分の「考え」や「気持ち」を自覚するコツについては、次の記事をご覧ください。
子どもへのイライラがおさまらないときは、発想を変えてみる

 

ただし、「Iメッセージ」が、だれにでも、うまく使えるとは、限りません。

子どもに伝えることが難しければ、とりあえず自覚だけしておく

親として、子どもに対する自分の「考え」や「気持ち」は、自覚できた。

けれど、伝えるのが難しい、という場合。

 

大きく分けて、3つのパターンが考えられます。

①親が、恥ずかしくて、子どもに言えない。

②子どもが繊細で、親の「気持ち」を伝えると、「自分のせいで親を困らせてしまった」と、傷ついてしまう。

③親子関係がこじれていて、子どもが、親の言葉を素直に受けとめることができない。

 

伝えることが難しいときは、「自覚するだけ」でも、違ってきます

 

たとえば、うちの夫の場合。

夫は「親としての威厳」が大切なので、息子に、自分の「気持ち」を伝えようとしません。

ただ、夫が、自分の「考え」「気持ち」自覚するようになってから。

頭ごなしに怒鳴りつけることが、減りました

そのせいか、夫と息子の関係が、やわらいできています。

親が、自分の考えや気持ちに、アクセスできない

親が、自分の「考え」「気持ち」を自覚しようとしても、「何も浮かばない」、「混乱する」というとき。

それ以上、ほり下げることはやめましょう。

あなたは、大変な状況の中、一生懸命生きてきたのかもしれません。

 

どうしたらいいか分からない環境で過ごすと、「こうすべき」という「考え」を、よりどころにして生きるしかありません。

心と身体にしみこんでいる「考え」を、客観的に見ようとする。

すると、まるで、「神」と信じてきたものが、「物」のように見えてしまい、不安になることがあります。

 

また、自分の「気持ち」封じこめて生きてきた場合。

急に、「気持ち」焦点を当てると、パンドラの箱が開いたかのように、混乱するかもしれません。

 

例えば、私の母の場合。

私が大学生のころ、妹に対する不満を口にしたら、母が、いきなり怒り出しました。

「何が、そんなに、嫌だったの?」と聞いてみたのですが…。

母は、「分からない」と、苦しそうに言っただけ。

母は、懸命に生きてきた人。

自分の気持ちを感じるような生活は、送ってこなかったのです。

 

自分の「考え」や「気持ち」を自覚することが難しい。

そんなときは、「自覚することが、難しいんだね」と、そのままに認めましょう

それだけ、頑張って生きてきたんですから。

それ以上、無理はさせなくても、いいんじゃないんでしょうかね。

そして、自覚したい気分になったときに、あらためて、ほり下げてみましょう。

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