「マインドフルネス」を気軽に使ってみる

2020年9月27日

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最近、ちまたで流行っている「マインドフルネス」。

心が落ち着く、リラックスするだけでなく、自分を大切にすることにも、力を発揮します。

気軽に使ってみましょう。

 

「マインドフルネス」とは?

「マインドフルネス」は、仏教的な瞑想が西洋に伝わって発展し、東洋に逆輸入されたものです。

 

簡単に言えば、

「今現在、自分自身に起こっていること、体験していることに注意を向けた心の状態」、

「判断(ジャッジ)、評価などをせず、起こっていることを、ありのままに、ただ見る」。

 

私が初めてマインドフルネスを体験したのは、2015年7月。

ビジネス系の研修機関が開催した、ハコミセラピーの勉強会でのことでした。

 

イスに座って、目をつぶって、ゆっくり深呼吸をしながら、身体で起きていることに注意を向けていきます。

しばらく、マインドフルネスの状態を味わってから、講師の方が、「あなたは、ここちよい状態にいます」と言った途端。

 

向こうのほうからオレンジ色の大きな波が押し寄せてきて、その波に飲まれてしまうという、衝撃的な映像(イメージ)が展開しました。

「ここちよいとは、こういうことなのか!?」と驚いているうちに、波がすごい勢いで引いていきます。

すると、オレンジ色の海原の上に、浮き輪に乗って、のんきに漂っている私の姿がありました。

たしかに、漂っている感じは、ここちよかったのですが…。

 

マインドフルネスの状態にある時に体験することは、人によって違います。

身体の感覚を細やかに体験する人、

温かさのようなものを感じる人、

落ち着いた静けさを感じる人、

私みたいに、映像のようなイメージが展開する人。

 

マインドフルネスで体験することには、正解などなく、その人らしさが出るのです。

 

「マインドフルネス」のやり方

やり方は、いたってシンプルです。

①床やイスに座って目をつぶる。
②ゆっくり呼吸をする。鼻から吸い、口から出す。
③自分に起きていることに気づく。

 

実際にやってみると分かりますが、雑念(考え事)が次々とわいてきて、なかなか集中した状態にはなれません。

仕事のこと、夕飯のメニュー、買い忘れた牛乳、最近会っていない友だちはどうしているかなあ、など、あれこれ浮かんできます。

 

自分に起きていることに意識を向ける方法としておススメなのは、ひとつひとつナレーションすること。

 

試しに今、やってみました。

吸った息が鼻の奥を通っていく。

肺がふくらむ。

息をはく時、唇の上を通ると圧を感じる。

外でカラスが鳴いているのが気になる。

バイクの音が気になる。

頭の奥がじーんとしびれたように痛む。

 

ナレーションは、心の中で言います。

邪魔にならない程度に、口に出して言うのも悪くありません。

 

ハコミセラピーでは、2人~6人で、自分に起きていることを順番に報告し合うというマインドフルネスをやるのですが、かなり深まります。

「マインドフルネス」の応用

「マインドフルネスは、座って目を閉じて静かに取り組むもの」と思われがち。

でも、もっと気軽に取り組めます。

歩きながら、ご飯を食べながら、お風呂に入りながら、などなど。

何かをしながら取り組む時は、目をつぶると危ないので、目を開けて行います。

 

大切なのは、自分に起きていることに注意を向けること。

私は、スーパーのレジで並んでいる時、なかなか来ないエレベータを待っている時、満員電車に乗っていて本を読めない時などにやっています。

 

満員電車の中でマインドフルネスをやると、最初はギューギュー押されて痛い、苦しいといったことが気になります。

ですが、だんだんと、踏ん張って立っている自分の力強さ、乗客のひとりひとりが、満員電車の中でもまれながら、日々を懸命に営んでいる尊さなども感じられます。

「マインドフルネス」の効果

私が感じているマインドフルネスの効果は、次の通りです。

自分を大切にすることにつながる

自分に起きていることに丁寧に注意を向けるというのは、普段、なかなかしていないことです。

頭で「こうせねば!」と思い、がむしゃらに頑張る人は、身体をおろそかにしています。

 

普段はないがしろにしている身体に注意を向ける。

そんな時間をもつことは、自分を大切にすることにつながります。

心が落ち着く

イライラする時、落ち込む時は、頭の中で嫌なことを、くり返し思い出します。

そして、「ああすればよかった。こうすればよかった」と後悔したり、「あいつのせいだ!」と憎らしい相手の顔を思い浮かべたりします。

実は、嫌なことをくり返し思い出すほど、嫌な気持ちが増幅します。

 

マインドフルネスをしながら、「嫌なことを思い出している。後悔の念が浮かんでいる。腹が立っている。憎らしい相手の顔が浮かんでいる」と、ちょっと第三者的な視点から、自分の思いに注意を向けてみる。

嫌なことから少しずつ距離が離れていくにつれ、心が落ち着いていきます。

心も身体もリラックスする

ゆっくり呼吸をするだけでも、リラックス効果が得られます。

「マインドフルネスがうまくできない」と思ってしまうときは、とりあえず、ゆっくり深呼吸するだけでも十分です。

 

私の場合、働いている時はアドレナリンが出まくっている感じで、はつらつとしているのですが、夜にマインドフルネスをすると、どっと疲れを感じます。

リラックスしたからこそ、日中は感じることのない疲れを、ようやく感じことができるのでしょうね。

 

マインドフルネスには、心が落ち着く、リラックスする、だけでなく、「自分を大切にする」という効果もあります。

マインドフルネスに、もっと気軽に取り組んでみましょう。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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